2008年1月28日月曜日

子供使い

それからというもの、時々、子供の声で「偽善者~~!」「近親相姦!」「エイズになってる~」等、店の周りで叫んでくる。最初のうちは、聞こえると飛び出して探しに行っていたが、直ぐに聞こえなくなる。捕まえられないので、聞こえた時に、時々、「オシッ!!」と気合で応戦するとしばらく聞こえなくなった。夜になると、いつもの場所からヒソヒソと話声が聞こえる。「ねえ!あそこはいいのに、何で自分の所はダメなのよ!」「あいつの親に分からないように言えば大丈夫・・・・」「事件の時効まで嘘にしないといけない」等色々言っている。誰が言っているのか確認しに時々見に行った。すると、必ずと言っていいほど「白い乗用車」が隣家の駐車場に泊まっている。昼は無いのだが、夜の11時には来ている。聞き耳を立てていると、「これ以上は頼まれても嘘にできない・・・」「しかたない、禁呪を使うか・・・・・」どうも共犯者がおり、頼み込んでいる様子。子供の方も時には、「もう笑われるから言いたくない!」と拒否する声も聞こえるが、次の日には元に戻っている。余りに続くので、こちらで最初のボーナスをはたいて、探偵を雇った。1週間ほどして、報告に来た探偵を見て愕然とした。とてもプロとは思えない普通のおばちゃんで、説明も慣れていない。案の定何も掴めなかったと報告された。「人材不足なのか?金返せ~」と思ったが後の祭り。次は、盗聴のチェックのために専門と思われる所を雇った。しかしこれもエラク若い、大丈夫かなと思いつつ報告を待った。「ここではないが3つほど盗聴電波が出てますね~、ほら聞いて下さい」聞いてみると、なるほど家の中で誰かが話しているような声が聞こえる。テレビの音が混じっているのもある。「ここからは電波が出ていないようですが、有線の物や、いろんな仕組みの物があるので安心はできませんよ」。一応調べてもらうが何も出てこない。隣家からおばさんが顔を覗かせながら、文句を威勢良く言っている時はさすがに頭に来て怒鳴り込んだことがある。どうも家人ではないらしい、「パカ魔導士の会」のメンバーらしい。驚いて何も言えない様子だったが、こちらが問い詰めても今度は本当に何も言わなくなり、しかたなく撤退した。

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